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正直は最良の策である~「野口英世」から学ぶ

2014-11-02

左手にハンディキャップを持ちながら多くの功績を残した細菌学者の野口英世は、1876年福島県猪苗代町で生まれました。

かつては裕福な農家でしたが、その後は没落し極貧の状態だった野口家。

大酒飲みの父に代わり一家を支えていたのは英世の母、シカでした。

折しも農繁期、大人の目が届かない間に2歳の英世が囲炉裏に落ちて左手に大やけどを負います。

貧しさゆえ十分な治療ができないことを悔み、片手が不自由で満足に農作業ができない息子の将来を案じたシカは、英世に学問を身に付けさせようと東奔西走し周囲の援助も得て、英世は学問への道を切り拓いていくのでした。

英世は、高等小学校卒業後は正式な教育を受けていません。

開業医のもとに書生として住み込んで医学や語学を学び、自力で医術開業試験に合格。

その後、伝染病研究に進み自分の実力だけを頼みに24歳でアメリカへ渡ります。

学歴や有力な後ろ盾もない中、英世はひたすら研究に励み、梅毒スピロヘータの発見によってその地位を確たるものとします。

39歳で日本に一時帰国し、シカや恩人との再会を果たした英世ですが、その後は故国の土を踏むことはなく、黄熱病の研究にあたっていた西アフリカで51歳の生涯を閉じるのでした。

自分を救ってくれた医療の道をひたむきに歩み、新事実を探求し続けた英世の座右の銘は、「忍耐」だったそうです。




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