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「分かりました」に代わる表現の使い分け方

2014-10-17

「了解しました」「承知しました」「かしこまりました」の使い分けはできていますか?

いずれも「分かりました」に代わる丁寧な表現ですが、注意が必要なのは「了解しました」です。

「了解」とは、相手の事情や伝達内容を理解して承認することを意味します。

認めるという意味合いが含まれる言葉なので、本来は上司が部下に了承の意を伝えるときに適した表現です。

したがって、上司が部下に「了解です」「了解しました」と返信するのは差し支えありませんが、部下が上司に対して使うのはNG。

部下から上司に対して返答するときは「承知しました」「承りました」が適切です。

「了解しました」「了解いたしました」は丁寧語ではあっても、尊敬語ではないと覚えておきましょう。

一方、「かしこまりました」は、目上の人の言葉を謹んで承るという意味の言葉なので、「承知しました」「承りました」よりもさらにかしこまった表現です。

より丁寧な言いまわしになるので、お客様や目上の相手に対して使うことが多いです。

「分かりました」という意味で使われるその他の言い回しに「大丈夫です」があります。

「問題ないです」「OKです」という意味でも使いますが、お客様や目上の相手への応対の言葉としては好ましくありません。

「大丈夫」というのは身内や友人など、ごく親しい間柄の相手に使うカジュアルな言葉だからです。

さらに「大丈夫です」という返答だけでは、「何が」大丈夫なのかわからないことがあり注意が必要です。

例えば、「佐藤さんへ連絡してください」という依頼メールに対して「大丈夫です」という返信は、「はい、分かりました。連絡します」という了承の意味の「大丈夫」なのか、「もう連絡しました」という完了の意味の「大丈夫」なのかがはっきりしません。

このようなときは、どうにでもとれる表現ではなく、OKなら「承知しました。すぐに佐藤さんへ連絡いたします」。

完了しているなら「佐藤さんへはすでに連絡いたしました」と、相手の依頼に対してどのように対処する、もしくは対処したかを伝えることが肝心です。



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