岡山の税理士のウェブログ

メールの文末

2012-09-13

パソコンで辞書登録しておくと便利なフレーズが「よろしくお願いいたします」です。

そのくらいメールの結びの言葉として頻繁に使われているフレーズです。

皆さんも1日に1回以上、使っているのではないでしょうか。

ただ、収まりの良い定番フレーズだけに、「ご検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。

それでは何卒よろしくお願いいたします」のように、うっかり繰り返し使ってしまう間違いもよく見受けられます。

ただ単に「よろしくお願いいたします」で締めくくるのではなく、「引き続きよろしくお願いいたします」「今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたします」といった具合に、「よろしくお願いいたします」の言葉の前に「何について」よろしくお願いしたいのかを具体的に書くと表現が単調になりません。

「ご検討を」「ご確認を」「ご協力を」「ご対応を」など、「よろしくお願いいたします」の前に来る言葉をその都度考えて明記するだけでワンパターンを防ぐことができます。

「まずはお礼まで」「取り急ぎご連絡まで」のように、「~まで」
もよく使う結びの言葉です。

文末に使う「まで」は前の言葉を強め、確認する気持ちを表す終助詞です。

後に続く言葉が省略されているわけではなく、「まで」で文は完結しています。

ですから「まずはお礼まで申しあげます」という一文はNGです。

「まで」の後に「申しあげます」のように言葉を続けなくても失礼にはなりません。

注意が必要なのは「日程について、ご検討いただきたく」のように「~たく」で終わっているメール文です。

「ご検討いただきたく」で終わったのでは、文が尻切れトンボになってしまい安易な印象を与えるだけでなく、依頼文であるにもかかわらず「お願い」の気持ちが相手に伝わりません。

「日程について、ご検討をお願いいたします」のように、文を結んできちんと完結させましょう。




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