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「ブラック企業」と呼ばれない留意点とは?
2014-08-29
【Q:経営者】
製造業を営んでおります。
数年ぶりに新規採用を行ない、事務・営業・生産の各部門に新メンバーを迎えます。
選考の過程で、応募者から「ブラック企業」という言葉が度々聞かれました。大きな社会問題にもなっており、就職先を選ぶ際には気になるのも当然のことと思います。
当社は法令を遵守し、これまで労使トラブルもありませんでしたが、「ブラック企業」と呼ばれないためには一般的にどのような留意点があるのでしょうか。
【A:社会保険労務士】
「ブラック企業」という言葉は法律用語ではありません。
そのため厳密な定義はなく、社会的に認知されてきた言葉です。
ただし、2013年の新語・流行語大賞で「今でしょ」「倍返し」などと並んでベストテン入りしたため、若者を中心に過剰な反応さえ生じている感もあります。
意味合いとしては、労働関連法令違反や労働環境が未整備または過酷であるために、異常な長時間労働やパワハラなど劣悪な労働条件で従業員を酷使する企業。
さらに離職率は高く、過労から生じる問題なども起きやすい企業を指します。
これまでにトラブルがなくても、社内では「当たり前」の慣行が法律に抵触していないか見直すことや従業員の感情に配慮するなど誠実な姿勢が大切です。
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