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成長意慾と成果
2014-07-13
多くの人が成長意慾を持っていますが、それを仕事の成果に結び付けるには、どのような工夫、努力が必要でしょうか。
◆ 成果創出の根本にある成長意慾
目標管理制度などで、成果を上げるには、能力・仕事に関する専門知識や業務上の実務知識・技術・技能が優れていること、人間関係がよくチームワークに優れていること、成果創出の意欲が高いことが必要な条件とされていますが、それらの根本にあるのは、本人の成長意慾です。
すなわち、本人が仕事の上で成長したい、と言う欲求をもっていれば、自分の得意技を生かすとともにさらに能力を高めたい、他の得意技を持つ仲間とのチームワークを高める人間関係をつくりたい、それらを活用して、成果を創出したい、と言う意識で行動します。
◆ 意慾と成果のスパイラルアップ
このような成長意慾を根本的な動機とする成果創出は、目標管理制度の運用によって実現されます。
つまり、目標設定においては、担当する仕事の分野での成果創出ニーズと本人の役割、能力や人間関係における成長意慾とを結び付けて目標設定を行ないます。
また、その達成プロセスにおいても、本人の得意技を生かしたり、成長意慾を満たす能力向上やチームワークの改善努力を図りつつ、成果創出を目指します。
目標達成度の確認、評価の段階で、成長意慾が満たされ、その結果、成果創出に結び付いたことが分かれば、さらに高い成長意慾・成果創出へスパイラルアップする好循環が生まれます。
◆ トップ・管理者の留意点
① 業務上のニーズ、本人の役割・期待貢献と併せて、本人の強みを強化したり、新たな強みを開発することが必要な目標設定を行ない、達成を図る方向へ向けて指導し、一芸に秀でた人材を育てること
② このような視点で設定した目標は達成した段階で、高い達成感を伴い、人間としての最高位の欲求である「自己実現の欲求」を満たすことを認識し、経営上特に高い貢献があった目標達成については、トップ自ら、その達成感を得た具体的な内容に触れて評価、顕彰することにより、社内に仕事の価値観を示すこと
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