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岡山の税理士のウェブログ

妻の一言がヒントになって大成功!~cuppowから学ぶ

2014-06-03

アメリカのデキる主婦は、缶詰めならぬガラス瓶を使っての瓶詰め保存食を手際よく作ります。

ここで活躍する瓶をメイソンジャーと呼び、蓋は金属製で二重構造。

ピクルスやサルサ類、ジャムなどを入れ、煮沸密閉にて保存食とするのですが、アメリカ人にとってこの瓶は昔から非常に馴染み深いものです。

耐熱性、無毒、非反応性、酸化しない、洗浄しやすいという性質が好まれ、いろんな場面で愛用され続けています。

2011年春、マサチューセッツ州メドフォード市のタフツ大学で医用生体学を学んでいたジョシュワ・レスニコフ宅には、このメイソンジャーがあふれ返っていました。

と言うのも彼の妻はキムチを手作りし、瓶詰め販売を営んでいたからです。 ジョシュワは、この瓶でよくモーニング・コーヒーを飲んでいました。

しかしある朝、車内で広口であるこの瓶のコーヒーを膝にこぼしてしまいます。

「誰か、この瓶の飲みやすい蓋を作らなきゃね~」。

実はこの妻の一言が、今や100万ドルを売り上げるビジネスへと成長したのです。


蓋を求めてネット検索をしたジョシュワでしたが、いいものがないと知ったときの彼には起業の目的は無く、ただ自分用に作りたいだけでした。

当時、医用設計技術学を学んでいた友人アーロン・パロンのアイデアも借り、試行錯誤を重ね、メイソンジャーにしっくりとくる飲み物専用の蓋を試作。

そこでのアーロンの一言は「こんなバカげた物、売れないよ!」でした。

しかし、同年12月に立ち上げた会社「cuppow(カパウ)」が、年明けに500個の蓋を販売、なんと72時間後にはすべてが売り切れるという嬉しい事態に2人は出くわすこととなります。

その後、オンライン販売用にペイパル機能設置を追加すると、なんと一気に3000個の注文がありました。

徐々に売上げは伸び、昨年は蓋のみで140000個を販売しました。

日本で言う「湯呑み」的な馴染みのあるメイソンジャーですが、その蓋をまさしく一ひねりのアイデアでビジネスに結び付けてしまうカパウ社には、あっぱれです~!!



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