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「こだわり」を貫き通して大成功!~Tea Drunkから学ぶ
2014-06-01
「本物のお茶が飲みたい!」 ニューヨーク州のマンハッタン在住、ファイナンシャル・プロジェクト・マネジャーとして活躍する女性シューナン・テンは中国生まれの中国育ち。
美味しいお茶を飲む願望に駆られお店を探し回りますが、賑やかな街マンハッタンであっても満足できるお茶屋さんと出会えず落胆していました。
4年前のその歯痒さがきっかけとなり、「無いのなら自分で」と昨秋、イーストビレッジに自営店「Tea Drunk(ティー・ドランク)」をオープンします。
「私みたいなお茶オタクが満足できる現実離れにさえ感じるほどのスペースと特別で歴史的な茶畑で摘まれたお茶を楽しめる場を作りたかったの」とシューナン。
同時に本物を味わえる場所を、それまでお茶に興味のなかったお客様にも提供したいとの思いもありました。
資金はすべて自己負担、独立オーナーとしてのスタートです。
Tea Drunk店のメニューに掲げられる謳い文句は「食べ物の提供・持ち込み一切禁止。最高級の一杯をお楽しみいただきます」。
お茶の価格は、その種類と特別性に合わせ様々で重量1ポンド(約453g)分が800ドルに上るものも。
これぞ究極のオタク・ティー!? それもそのはず、店頭に並べるお茶の入手にシューナンはまず中国南部を(6週間×2回)歩き廻り、そのルートを自分で築きました。
今や他では味わえないお茶オタクをも唸らせる究極の最上級茶を70種類も商品としています。 そこには中国国内であっても入手困難な種類も含まれ、ある僧侶が育て摘む限定されたお茶、つまりはTea Drunkオリジナルの商品も存在します。
中国のお茶とは、イタリアが誇るワインのスタンスに似たもの。
常に歴史と文化がその根底に流れます。
シューナンのこだわりは、ごまかしや偽造、加工や仲介をとにかく排除し、大切に育まれ一枚一枚手で摘まれたお茶の葉の味。
消費者に本来の「製造と消費」のシンプルな基本の姿に気付いてもらうことも彼女の思いのひとつにあります。
同店では、お茶を学ぶクラス、お茶を楽しみながらの読書会も展開中。
大都会の一角に新鮮で究極の中国茶を味わえる不思議なスペースとして話題を呼んでいます。
アメリカでの中国茶の位置付けは、日本のそれとはまた一風異なるもの。
そんなお茶の味と雰囲気に酔ってしまうかも!?
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