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「清掃業務」ではなく「女性支援」~ベアーズから学ぶ

2014-03-22

欧米やアジアの一部では一般的な「家事代行サービス」が、日本でもビジネスとして成り立つようになりました。

最大の理由は、働く女性の増加にともなって掃除や洗濯などをアウトソーシングする家庭が増えたことですが、その背景には家事代行に対する日本人の意識の変化が見られます。

「家事代行は手抜き」という考え方だったのが、お金を払って家事をやってもらうことに対する世間の見方が好意的になってきたのは、家事代行サービス大手『ベアーズ』の高橋健志社長の強い信念が実を結んできたからでもあるでしょう。

1995年から4年間、香港の商社に勤務していた高橋社長は、共働きで子育てするためにフィリピン人のメイドを雇いました。

香港では共働きの家庭がメイドを雇うのはごく自然なこと。

メイドのおかげで仕事と子育ての両立がスムーズだったと実感した高橋社長は、日本でも女性の社会進出にとって家事代行サービスは必要だろうと考え、帰国後にベアーズを立ち上げます。

高橋社長の根底では、ベアーズは清掃業務の代行ではなく、あくまで女性を応援するビジネスであるという信念が常に脈打っているのです。

開業から3年は開店休業状態だったものの、「良いサービスは必ず受け入れられる。品質の高い家事代行サービス産業を日本に定着させよう」と奮闘した結果、創業13年目で売上は約15億円に。

10年後には100億円を目指せるよう、これからも様々なことに挑戦し続けたいと高橋社長は言います。



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