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好きなことだけやり続ければ勝てる「海洋堂」から学ぶ
2013-09-08
秋葉原が今のような「オタクの聖地」になったのは、大阪府門真市に本社を置く『株式会社海洋堂』の店舗、「ホビーロビー」の出店が契機だと言われています。
フィギュアメーカーとして今年30 周年を迎えた海洋堂は、フィギュアで年商20億円を超える唯一無二の会社です。
美少女から恐竜まであらゆるフィギュアを世に送り出し、「チョコエッグ」で食玩(お菓子のオマケフィギュア)ブームも巻き起こし、「オタク文化」や「オタクビジネス」の先駆けとして時代を彩ってきました。
ところが実は、「日本は世界で一番フィギュアが嫌いな民族」だと言うのは社長の宮脇修一氏。
つまり海洋堂は、世界で一番フィギュア嫌いな日本人を相手にフィギュアビジネスをしているわけです。
そこには綿密な戦略があるかと思いきや社員教育は「ほったらかし」、会社の成長には「興味なし」、大人の問題解決など「するはずはなく」、5年後の未来は「考えても仕方ない」。
アートの域に達するほどの精巧な技術力をもった職人を何人も抱え、彼らに「やりたいことをやっていい」と自由にさせるその経営方針は非常識ならぬ「未常識」です。
成功している経営者は「非常識」ならぬ「未常識」だと言われますが、宮脇社長の未常識の背景には、「好きなことだけやり続ければ勝てる」という体験的な確信があるようです。
「創る楽しみをすべての人に」から始まった海洋堂は現在、「創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある」をキャッチフレーズに掲げ、世界に通用するモノづくりを未常識に目指しています。
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