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情報サービス産業の分析
2013-07-01
◆ ソフトウェア開発業の倒産
2000年~2012年の間のシステム・ソフトウエア開発業者の倒産は1,697件で、2012年は221件で過去最多と帝国バンクが報じています。
1,697件の内訳を見ると、業歴別では設立10年未満が45.6%、負債規模別では5千万円未満54.6%、5千万円~1億円未満15.7%、1億円~5億円未満23.5%、10億円以上は3.2%で小規模が多く占めています。
◆ 受託開発ソフトウェア業の生き残り策
受託開発ソフトウェア業界は、ユーザー企業が元請へ発注し、元請が2次請け、さらに3次請けへ発注する重層的な構造で、上層ほど収益性が優位です。
一人当り売上高の伸びが期待できず、新卒採用等で規模を大きくし一人当り経費を薄めるか、特化した技術・分野を活かすのか、これが生き残り策の基本です。
加えて、大企業ユーザーの取引口座を持っている企業をM&Aし、その口座を活用して重層構造の上位に登る生き残り策もあります。
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