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水戸黄門「徳川光圀」から学ぶ
2013-05-01
テレビドラマ『水戸黄門』のモデルとして知られる徳川光圀は、1628年に生まれました。
父は徳川家康の十一男で初代水戸藩主の頼房ですが、その出自は秘密にされ4歳まで城外で育てられました。
光圀の母であった女性は正室や側室ではなかったため、頼房は妊娠を歓迎せず、それを知った家臣夫妻が、内緒で女性を自邸に呼び寄せ出産させたと言われています。
その後、三代将軍家光の命で光圀は水戸徳川家の跡継ぎとなり5歳で初めて水戸城に入りました。
江戸の水戸藩邸に移った光圀は、養育係も音を上げるほどの「かぶき者」となります。
派手な服装で街に繰り出し悪事をはたらく光圀を見て周囲は、水戸藩の将来を憂えていたようです。
そんな光圀に大きな転機が訪れたのは17歳。
中国の司馬遷の著書『史記』に深く感動し、学問に熱中するようになりました。
さらに江戸の街を襲った大火事で貴重な古文書が焼失したことを機に、ライフワークである『大日本史』の編さんに着手します。
時に水戸藩の財政を圧迫しながら250年をかけて完成した一大文化プロジェクトでした。
ドラマに出てくる助さんや格さんは『大日本史』の編さんに尽力した人物がモデルです。
水戸藩主としての光圀は多くの動植物を取り寄せて産業育成に努め、下々の暮らしぶりを知るよう家臣にも命じるなど実際に庶民の味方でもあったようです。
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