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「株式会社ジェイアイエヌ」から学ぶ
2013-02-21
パソコンユーザーを悩ませる目の疲れ。原因のひとつは液晶ディスプレイが発する「ブルーライト」という眼の奥の網膜にまで届いてしまう青色光だそうです。
パソコン作業を快適にする「パソコン用メガネ」は以前からありますが、既存のメガネに「ブルーライト対策」という新しい価値を付与してヒットを飛ばしているのが『JINS PC(ジンズ・ピーシー)』です。
発売から1年間で約75万本を売り上げ、『日経トレンディ』の2012年ヒット商品ランキングでも6位に選ばれました。
ダントツの売上は巧みな販売戦略によるものです。
それまであまり知られていなかった「ブルーライト」にスポットを当て、「パソコン作業で目が疲れるのはブルーライトが原因」「JINS PCならブルーライトを50%カットできる」といった具体的な情報を新聞、インターネット、テレビCMなどで提示したところ、すでにメガネを持っている人はもちろん、メガネを必要としないパソコンユーザーの取り込みにも成功したのです。
JINS PCを開発した株式会社ジェイアイエヌはユニークな組織作りで知られており、「会社自体がひとつのチーム」という考え方をするそうです。
JINS PCの場合も、プロジェクトチームにはリーダーをはじめ生産、商品企画、流通の担当が決まっているものの、実際には大勢の社員が何らかの形でプロジェクトに関わって開発された商品でした。
企業によく見られる部門間の縄張り意識的な習慣を排除して、「チーム」というより「会社」で挑んだ結果、「メガネ業界にイノベーションを起こした」と言われる『JINS PC』が誕生したのです。
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