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保証人と連帯保証人の違い

2013-01-09

先日顧問先の方から、「保証人と連帯保証人は何が違うのですか」というご質問を受けたので、今回はその違いを書いてみます。

保証人とは・・・

債務者が返済不能になったときに、債務者に代わって返済義務を負う人のことです。

大切な点は「債務者が返済できないとき」ですので、保証人は債権者に、まずは債務者に請求するように言い渡すことができます。

これを「催告の抗弁権」といいます。

連帯保証人とは・・・

保証人との違いは、「債務者が返済できないとき」に限らず、債権者の請求があったときは返済の義務がある点です。

例えば、返済能力はあってもなかなか支払わない債務者に対して、債権者は連帯保証人に請求することができます。

極端に言えば1日でも返済が遅れれば、請求される場合があり、債務者とほぼ同じ扱いです。

「催告の抗弁権」は連帯保証人にはありません。

また、住宅ローンなどで連帯債務者といった言葉を見かけますが、連帯債務者とは、借入れた金額全額に対して返済の義務を負うもので、夫婦などが共同でお金を借りた場合は、それぞれが本人となるものをいいます。




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