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肯定的な表現で前向きな文面に
2013-01-10
日ごろのメールのやり取りで意識したいのが「ポジティブ・ライティング」です。
例えば、上司から仕事ぶりを褒められたときの対応として、「いいえ、大したことはありません」と否定して謙遜するより、「ありがとうございます。光栄です」と肯定して感謝の意を伝えるほうが好印象を与えます。
このように否定的(ネガティブ)な表現を避け、肯定的(ポジティブ)に表現し直すことをポジティブ・ライティングと定義しています。
相手の言い分を肯定して受け止めることで、相互のやり取りを円滑にする効果があります。
たった一文字の助詞の使い方でも、読み手に与える印象はがらりと変わるものです。
次の2つの文を比べてみてください。
「山田さんでいいので至急お願いします」と「山田さんがいいので至急お願いします」。
「山田さん」の後が「で」の場合は「誰でもいいので、とりあえず」というおざなりな印象を与えますが、「が」の場合は「ぜひ、山田さんにお願いしたい!」という気持ちを伝えるとともに、その人でなければならない意志を感じさせます。
「~でいいので」というフレーズが相手のやる気をそぐのに対し、「~がいいので」という表現は相手のモチベーションをアップさせます。
では、相手が知っているかどうかを尋ねるとき、どのように表現すればよいでしょう?
「○○についてご存じないでしょうが」と頭から決めつけて否定するのではなく、「○○についてご存じかもしれませんが」と知っているか
もしれないという前提の表現にすれば、相手も気を悪くすることはありません。
相手に意見するときも「それは違います」「私は反対です」と最初から否定してかからず、「そのような考え方もありますが」と相手の言い分を受け入れてから反論すれば角は立ちません。
メール文を書くときは、相手が嫌な思いをしないように賢い言い換え方を心がけましょう。
否定や禁止から始めるのではなく、可能や肯定で相手に伝えることを意識するとメール表現がワンランクアップします。
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