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「介護休暇」と「介護休業」の違いは何ですか
2013-01-14
【Q:会社員】
40代の会社員です。
私は従業員200名の会社で勤続20年の正社員、妻は従業員80名の会社で5年間パート社員です。
互いの両親が高齢になってきたため、最近では介護が必要になったときのことを夫婦でよく話し合っています。
介護休暇と介護休業という制度があるようですが、どのように違うのでしょうか?
【A:社会保険労務士】
「介護休暇」「介護休業」ともに、介護を必要とする状態にある家族の介護や世話のために仕事を休むことを認める制度です。
介護を要する状態や対象となる家族の定義、範囲は法律で決まっています。
介護休暇は病院の付添や買物の補助などのためにスポットで取得する休暇です。
対象の家族1人につき年間5日まで、対象の家族が複数の場合は年間10日まで休暇が認められます。
一方の介護休業は、在宅介護など日常の身の回りの世話をするための連続したひとまとまりの休暇です。
対象となる家族1人につき通算で93日まで認められており2週間前までの申請が必要です。
どちらの制度も手続き書類や給与の扱いは会社によって異なります。
パート社員である奥様も所定労働日数が週3日以上であれば原則として両制度の対象となると思われますが、詳細は就業規則などで事前に確認しておきましょう。
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