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代償分割の注意点

2012-12-19

遺産分割の際、代償分割を行うことが実務上よくあります。

代償分割とは遺産分割の1つの方法で、特定の相続人が財産を相続する代わりに、他の相続人に相続人固有の財産を与える方法を一般的にいいます。

代償金は通常は金銭を支払うことが多いのですが、相続人の資金の手当てができていない場合など、金銭に代えて代償債務者固有の財産を交付する場合があります。

しかし、代償分割による資産の移転は、代償債務の履行として、それが譲渡所得の起因となり、そのときの時価により譲渡したものと取り扱われるので注意が必要です。

債務の弁済に代えて財産を交付する場合、課税関係が発生しますので十分ご注意ください。




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