岡山の税理士のウェブログ

所得税の計算と税率

2013-01-25

確定申告が近づいてきたので、所得税の計算について書いてみます。

所得税の計算方法は、①まず収入を確定し、②そこから所得を求め、③そこから所得控除をして、④課税総所得金額を求め、⑤税率をかけて、⑥税額を算出するという流れになります。

⑥税額=①収入×⑤税率 ではありませんので、ご注意ください。

つまり、収入から経費を引いて所得を求め、そこから社会保険料等の所得控除をし、課税対象となる課税総所得金額に税率をかけるという流れになります。

大雑把に言うと

課税総所得金額=収入-経費-所得控除 です。

税金は、A:課税総所得金額、B:税率、C:控除額とすると、A×B-Cによって求めます。

税率は、

A:195万円以下の部分 B:5% C:0円

A:195万円超~330万円以下 B:10% C:97,500円

A:330万円超~695万円以下 B:20% C:427,500円

A:695万円超~900万円以下 B:23% C:636,000円

A:900万円超~1,800万円以下 B:33% C:1,536,000円

A:1,800万円超の部分 B:40% C:2,796,000円

となります。

例えば、課税総所得金額が500万円の場合だと、500万円×20%-427,500円となり、所得税は572,500円となります。

ただし、平成25年1月1日から平成49年12月31日までの間に生ずる所得については、別途復興所得税(所得税額×2.1%)が課せられます。

また、上記のほか10%の住民税と数千円の住民税均等割も課せられますので、ご注意ください。




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