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時代に逆行するアナログツールを使って大成功!
2017-04-19
一家に一台(一個?)はあるおもちゃですが、日本では何が有名でしょうか。
アメリカで誰もがうなずくそれは「Etch-A-Sketch(エッチ・ア・スケッチ)」。
『トイストーリー』をはじめ、多くの映画にも登場する小物ですから目にした人も多いかもしれませんね。
左右それぞれのノブをくるくる回しながら線を描き、スクリーン上に自由にお絵描きができる道具です。
鉛筆を持って描く要領とは異なるため、思い通りに描こうとするとなかなかのテクニックを要します。
3歳児以上から扱い可能ですが、大人でもハマりがちなエッチ・ア・スケッチは1個15ドル程度で、アメリカでは知らない人がいない超ポピュラーアイテムになっています。
シカゴ在住のジェーン・ラボウィッチ(25歳)は、4歳の頃からこのおもちゃで遊び続けて来ました。
左右のノブを操作するコツをつかまない限り、一本の線さえも思う方向に描けないため、途中であきらめる大人も少なくありません。
ジェーンは、それを難しいと感じないまま暇さえあれば遊び続けました。
16歳の頃、「見かけは単なるおもちゃだけど芸術性が潜んでいる!?」と気付いたジェーン。
美術学校でイラストレーションを学ぶかたわら、おもちゃでのお絵描きにも時間を費やし卒業後は幼少期からの得意な遊びをビジネス化してしまったのです。
なんとエッチ・ア・スケッチで描いた作品を他にはないアート作品として販売し始めたのです。
アニメキャラクター、静物画、幾何学模様などなど何でもあれ。
買い手の希望に沿うカスタマイズ作品も引き受けます。
最近ではフランスの画家ジョルジュ・スーラの代表作品『グランド・ジャット島の日曜日の午後』をエッチ・ア・スケッチで再現すべく原画の前に座り、24時間かけて完成させました。
ジェーンにとってもマスターピースと呼べるかなりの大作です。
販売作品は、好きなイラストを注文できるクリスマスオーナメント(160ドル前後)、アート画を印刷した商品(7ドル)とさまざま。
このおもちゃを使ったアート教室も開催し出張にも出掛けます。
テクノロジーが進歩し3歳児もタッチスクリーン式のおもちゃで遊ぶこのご時世、1960年式の電気不要のおもちゃを使いこなして生計を立ててしまっている若者の存在・・・、なんとも新鮮ですね♪
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