1. ホーム
  2. 岡山市の税理士のウェブログ
  3. インターンシップ制度について教えてください
岡山の税理士のウェブログ

インターンシップ制度について教えてください

2017-04-15

【Q:人事担当者】

IT関連企業で人事を担当しています。会社設立から5年が経ち経営も安定してきたので、さらなる事業拡大に向けて新卒採用を予定しています。

意欲があり当社の理念に共感してくれる学生に出会いたいのと、採用時のミスマッチを防ぐためにもインターンシップ制度を検討しています。

今のところインターンシップ生には職場に入って業務を体験してもらいたいと考えています。

導入の際に注意すべきポイントを教えてください。

【A:社会保険労務士】

インターンシップ制度を導入する際には、学生および社内に対して制度導入の目的を明確にし周知することが重要です。

貴社の目的が「理念に共感してくれる学生に出会う」「採用時のミスマッチを防ぐ」ことであり、具体的には「職場に入って業務を体験してもらう」というのであれば、制度本来の目的にかなうものです。

金銭を支払う企業もありますが、基本的には労働ではないという認識が通例です。

しかしながら実質的には労働と見られかねないとの批判もあり、行政通達では「学生の実習が直接生産活動に従事するものであって使用従属関係が認められる場合には、その労働者性を肯定する」と示されていることに注意する必要があるでしょう。




※当ウェブログの内容等に関するご質問は、受け付けておりませんのでご留意ください。