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岡山の税理士のウェブログ

「つらい・面倒臭い・汚い・怖い」を「楽しい」に変えて大成功!

2017-04-26

アメリカではコインランドリーの利用率が非常に高いです。

ただ、洗濯をしている間は他に何もできない、その場を離れられない、順番待ち、故障したままの設備が放置、汚れている、なんとなく危険を感じる空間・・・などの問題もあります。

これらをひととおり経験したオレゴン州ポートランド市在住のモーガン・ゲリーは、どこのコインランドリーでもありがちなそれらの問題をなんとか改善できないものかと、大学の卒業論文プロジェクトとして取り上げました。

そして、それをそのままビジネス化して誕生させたのが「Spin Laundry Lounge(スピン・ランドリー・ラウンジ)」です。

気の進まない雑用を「楽しみ」に変えてしまうことがコンセプト。

洗濯のために出掛けるのではなく、カフェでおいしいサンドウイッチやコーヒーを、バーで一杯のお酒を楽しむうちに、ソファでくつろぎながら読書にふける間に、また友だちとおしゃべりやゲームをしている間に洗濯を済ませてしまおう!という空間を作って起業しました。

さらに、ここで洗濯をすること自体が、実際に環境保護、地域貢献にもつながることを証明。

時間や水道光熱費の節約となることもきちんと研究と検証を重ね、彼女のビジネスの「売り」の裏付けにも手を抜きませんでした。

清潔で気の利いた気持ちの良いスペース、最新テクを導入した性能の良い設備をたくさん備えて使いやすさにも配慮を施しました。

カフェで扱う食材などもすべて地元産の素材にこだわっています。

「洗濯は家でするものという固定観念を外して“さぁ、洗濯にスピン・ランドリー・ラウンジに出掛けよう!”といった行動が、生活の一部になるお客さんが増えるといいな」とはモーガン。

巨大な洗濯機を使用して一週間分をまとめて洗濯、外干しよりも乾燥機の需要が圧倒的に多いアメリカならではの合理性を追求したビジネスなのかもしれませんね。



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