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『クリードチャンプを継ぐ男』:2015年アメリカ映画

2017-02-23

「クリード」という名前を聞いたら、映画『ロッキー』ファンならドキドキするのではないでしょうか。

これはロッキーの好敵手で親友でもあったアポロの名字なのです。

二人の友情と別れに涙した方も多いでしょう。

この作品はアポロの息子が主人公です。

『ロッキー』シリーズでは触れられていませんが、愛人との間に息子がいたという設定で、ライアン・クーグラー監督がシルヴェスター・スタローンを口説き落として本作が誕生しました。

『ロッキー・ザ・ファイナル』で幕を閉じたはずのロッキーの物語が再び始まります。

アポロの妻(フィリシア・ラシャド)に引き取られ、何不自由なく育てられたアドニス(マイケル・B・ジョーダン)ですが、ボクシングへの情熱は捨てがたく、会社を辞めてフィラデルフィアのロッキーの元へ行きます。

最初はコーチを拒んでいたロッキーも、いつしかその気になり師弟のトレーニングが始まります。

厳しい練習の中、彼は同じアパートに住むビアンカが気になってしようがありません。

才能を開花させ、デビュー戦を2回TKOで制するものの、隠していた出自がばれてスキャンダラスに報じられてしまいます。

一方、36戦無敗の現世界チャンピオンのコンラン(アンソニー・ベリュー)は銃の不法所持で7年の刑を宣告され、最後のタイトルマッチの相手を探していました。

強すぎる上に素行が悪く、対戦相手が見付からないため話題性でアドニスにオファーします。

当初は反対したロッキーも、アドニスの熱意に打たれて共に戦う決意をしますが・・・。

絶対勝てないだろう相手との試合。

愛する女性の存在。

第1作目の『ロッキー』をほうふつさせる展開にワクワクします。

前作の世界観を大切にしつつ、新たな物語がつむがれていて、とても心地よい作品です。

コンランとの試合は壮絶で、観客の脳内では『ロッキー』のテーマが大音響で流れているのに劇場ではいっこうに流れません。

何で?何で?と思っているとついにあのテーマ曲が!

だけど、それもあっという間にフェイドアウト。

曲のチラ見せ(チラ間かせ?)がうますぎる演出です。

そして感動のラストはドキドキです。

うるうるです。

興奮です。

それはズルいよ!と叫びたくなるほど見事な演出で元気が出ること間違いなし!



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