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入力ミスをしやすい「一字違いの言葉」に要注意!

2017-04-17

読みが同じで表記が異なる言葉は、文字を入力する際にうっかり間違いやすいものです。

特に一字しか違わないと見過ごしてしまうこともあります。

そこで今回は、入力の際に気を付けたい言葉をピックアップして紹介します。

「はいふ」には「配布」と「配付」があります。配布は、広く行き渡るように配ること。

配付は、確実に相手に届くように配ること。

配布の「布」は、広く行き渡らせるという意味があり、配付の「付」には、物を手渡すという意味があります。

誰にでも届くようにばらまくのが「配布」、特定の相手に手渡すのが「配付」というイメージでしょうか。

ただ、新聞表記や法令用語としては「配布」に統一されています。

通常は「配布」を用いますが、あえて意味の違いを強調したい場合は「配付」を使うこともあります。

「きてい」には「規定」と「規程」があります。

どちらも「守らなければならないこと」という意味です。

物事のやり方や内容などを決まった条文として定めることであり、その定められたひとつひとつの約束ごとを指します。

新聞表記では「規定」に統一されていますが、官公庁などの内部執
務に関するものには「規程」が使われています。

さらに同じ読みの言葉に「既定」もあります。

文字通りすでに決定していることで、反対語は「未定」です。

「かくりつ」には「確立」と「確率」があります。

確立は、制度・組織・計画・思想などをしっかりと打ち立て定めること。

確率は、ある現象が起こる可能性の度合いを意味します。

確立は、物事の基礎となることを十分用意したうえで、しっかりしたものに作り上げることです。

対して確率は、ある現象が起こる確実性の大きさのことなので、確実さを計算し数字として表わせる場合に多く用います。

文字を入力するときに「確立」と「確率」を取り違えたまま入力してしまう場面が多く見受けられます。

文字通り打ち立てるのが「確立」、率とかパーセンテージで可能性の度合いを示すのが「確率」と覚えておくといいかもしれませんね。



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