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女性ならではの感覚を突いて大成功!
2017-04-03
国土面積が日本の25倍といわれるアメリカでは自家用車なしでは生活ができません。
そこで年齢16歳(週によって多少異なりますが)に達すると、学生たちはこぞって運転免許証取得を試みます。
今回ご紹介をするニッチなビジネスは、まさにこのような社会背景の一部分に光を当て、ニーズに気付くところから生まれました。
例えばOLひとりの車の運転頻度や走行距離を比較した場合、日本人が愕然とする量をアメリカ人は日々平気で運転し続けています。
となると比例して倍増するのが車のトラブル。
事故はもとより、タイヤのパンク、バッテリーが上がる・・・など、ごくシンプルなものに始まりさまざまですが、まったく手が付けられず途方に暮れてしまいがちなのは得てして女性といえるでしょう。
スーザン・メッツガーもそのひとりでした。
パンクやエンジントラブルなどに見舞われ、路肩でただ業者を待つという経験は数回以上。
次の災難に備えておきたいと車に保持すべくエマージェンシー用具を探しました。
目にしたものはただただとっつきにくいものばかり。
メカニック知識を持つ男性向け(?)に作られているのか説明書さえ無いものも多数あります。
そこでスーザンは、女性専用の運転エマージェンシーキットを商品化し、CEOとして『Flared(フレアド)』社を設立しました。
まずはゴツゴツ感を無くし、とっつきにくいイメージを排除する。
そんなイメージ作りから取り掛かり、緊急時には「誰かの助けを待つしかない」という女性の絶望感をまずは自ら克服しようと、とにかく扱いやすいアイテムを揃えることによってビジネスを成功させたのです。
ブースターケーブル、ライト、救急用具、カッパ、カッター、テープ、空圧ゲージ、携帯電話チャージャーなどが見た目もスマートな小型トランクに収まっています。
またアメリカならではの小物、護身用の催涙スプレーも漏れなく用意されています。
スーザンは「災難への備え」「絶望感を払拭し運転中も自信をもって」という女性ドライバーへの呼びかけを、ビジネスを通し現在も継続中です。
ブースターケーブルなんて昔から存在しますが、女性ならではの感覚を突くことで売り方を変え、それがビジネスにつなげられるという一例。
使えるアイデアですね!
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