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学校という大きな組織の中で地道に奮闘する著者に拍手
2017-02-13
【書籍タイトル】:本当の学校事務の話をしよう ひろがる職分とこれからの公教育
【著者】:柳澤靖明
学校の事務職員、いわゆる「事務の先生」がどんな仕事をしているのかを紹介した書籍で、著者も埼玉県の中学校に勤務する事務職員。
実務から法律まで幅広い内容を体験談、時には持論も交えながら実に細かく、それでいて読者が分かりやすいように説明しています。
学校事務職員とは子どもが安心して勉強できる環境をつくる仕事であることがよく分かります。
あまり知られていない学校のお金に関する話は特に興味深いです。
「書道道具や算数で使うおはじきなど学校でいろいろな教材を買ったな~、なぜ貸与ではないのだろう」と思って読み始めました。
公費と私費(保護者が払うお金)に関しての規則や現状を含め詳しく解説されていて納得。
私費を減らす取り組みは学校や担当者によって差がありそうです。
柔軟とはいえない環境の中で「言えば変わることもある」と積極的に行動する著者に感動しました。
煙たがる人もいるでしょうが、組織に変化をもたらすのは著者のような人なのでしょう。
小中学生の子どもがいる方、社会問題に関心のある方におすすめします。
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