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短くて使えなくなった鉛筆に新たな命を与えて大成功!
2017-02-17
「使い切り」をビジネスに変えて2014年に起業を成功させたのが、『Sprout(スプラウト)社』のマイケル・スタウシュホルム。
アタマの部分に植物(ハーブや花、野菜など)の種が埋め込まれている短くて使えなくなった鉛筆を鉢に差しておくと・・・、スプラウト(芽)が出てくるのです!
そもそもこのアイデアは、ボストンのマサチューセッツ工科大学でロボット工学エンジニアを学ぶ3名の学生により考案されました。
当時、彼らがデザインコースで与えられた課題は、「将来に向け、オフィスで使える持続可能な用品の提案」というプロジェクト。
この3名の学生たちはアイデアを実現させようと資金繰りにクラウドファンディングを利用し支援を募りました。
それがマイケルの目に留まり、アイデアを商品化しCEOとして本格的なビジネスへ乗り出すことになったのです。
まさにマイケルが興味を持ち続けていた「持続可能性(サステナビリティ)」への探求と、まったく異なる位置付けから同じ可能性を追求しようとした学生たちのプロジェクトがつながった瞬間なのでした。
鉛筆のように自然から得た材料で作られた商品を「使えなくなった」と切り捨てるのではなく再度、自然に戻すというサイクル。
その「新しい命を与える」という行為が、まさに自分が求め続けていたもの!と大きな喜びを抱いたマイケルでしたが、まさかここまでニーズが広がるとも考えてはいませんでした。
現在、この種付き鉛筆の大きな市場となっているのがイタリア、ドイツ、オーストリア、ベルギーの諸国。
そして今、マイケルの焦点はアメリカ及びイギリスに向けられています。
環境やリサイクルに意識の高い人々、また単に使えなくなった鉛筆から何かが育つ!というアイデアに惹かれた人々に好まれているスプラウトペンシル。
もう捨てるしかないと思っていたモノが息を吹き返すって、なんだかワクワクしちゃいますね。
この画像の色鉛筆からは何が育つのかな??
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