岡山の税理士のウェブログ

相続の仕事から学ぶ

2017-01-06

税理士をしていると相続の仕事というのはすごく多くあります。

相続の仕事は法人の仕事と結構違います。

法人の仕事は経営アドバイスをして、将来会社が成長するとお客様と共に会社の発展を喜ぶ感じですが、相続の場合は、将来というよりは過去の清算、人生の最後の申告になります。

個人的には法人の仕事のほうが好きですが、相続の仕事もやりがいを感じています。

自分の性格上、もめ事が嫌いなので、相続で何とかもめないように調整をします。

非弁行為になりそうな場合は、弁護士さんに入ってもらいます。

財産を争うために弁護士さんに入ってもらうのではなく、もめない為に入ってもらいます。

ある相続人の方に、「相続で何が一番心配ですか」と聞くと、相続税ではなく、兄弟間で揉めるのが嫌だと回答されました。

ですので、私の場合、相続人のケースごとのニーズによりますが、基本的には相続税の節税より、まずは円満な申告になるように心がけています。

今はネットでいろいろな情報があるので、相続人もそれなりの情報を有しており、税理士も説明責任をきちんと行い、十分ご理解いただく必要があります。

被相続人の意思をくみ取った相続税の申告がきちんとできたときには、相続人に感謝されとてもうれしい気持ちになります。

今後も、いろいろなことを心がけて業務を行っていきます。

昨年は、大小いろいろな多くの相続税の申告をさせて頂きました。

今年も新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。



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