岡山の税理士のウェブログ

ご飯食べた?

2016-10-16

あまり親しくないお客さまと午後1時に駅で待ち合わせをすることになりました。

さて、皆さんはお昼ご飯を食べてから行きますか?

それともお客さまと一緒に食べることを見込んで食べずに行きますか?

どちらかを選択してお客さまに会った途端「お昼は召し上がっていらっしゃいましたか?」と聞かれました。

さあ、なんと答えるのがよいでしょう?

もしかしたらお客さまが一緒にお昼を食べようと予定しているかもしれないので、「食べてきました」とは言いにくいし、反対に「食べていません」と答えたら、喫茶店で打ち合わせの予定だったところをレストランに入ることになり、お客さまに負担を掛けてしまうかもしれない。

このようなケースでは、日本人で多い答えが、なんと「軽く食べてきました」だそうです。

確かに、食べても食べなくてもよい便利な答えですが、「なるほど!」と思って終わりにしないでくださいね。

逆の立場で考えると、相手にここまで悩ませてしまうのは、やはり問題です。

微妙な時間に待ち合わせをする場合は「午後1時で、少し遅いランチをご一緒にいかがでしょうか」、もしくは「昼食後すぐのお待ち合わせで恐縮ですが」とあらかじめ言っておけば、どちらか迷わずにすみます。

また会社が多い地域では、正午から午後1時の混みようはすさまじいものがありますから、一緒に昼食を取る場合には午前11時半から、もしくは午後1時からと混雑時を避けた方がゆっくり時間が過ごせますね。

そうそう、実は「こんにちは。ご飯食べた?」「久しぶり。ご飯食べた?」と、いろいろな挨拶の後に「ご飯食べた?」と聞く国は、中国、韓国、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、カンボジアなどアジアには多いようです。

これは昔、貧しくて飢えていた時代に「あなたは元気ですか、ご飯は食べられていますか?」と相手の健康を思って聞いた名残の挨拶だそうで、日本の「こんにちは。ご機嫌いかが?」にあたる感じでしょうか。

食を通じて相手への気遣いを表す、親しさへの第一歩といえる温かい挨拶ですね。



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