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『サンシャイン/歌声が響く街』~2013年イギリス映画
2016-09-18
結婚25周年を迎えるロブとジーンは、くもり空が続く町、スコットランドのリースで暮らしています。
息子と娘の恋人がアフガニスタンでの兵役からそろって帰還し、一家はさらにお祝いムードに包まれます。
ところが、大勢の親戚と友人を招いた銀婚式の盛大なパーティで、ロブに24歳になる隠し子がいることが発覚してしまいます。
「とにかくハッピーになれる!」と2007年の初演から観客をとりこにした英国の大ヒットミュージカルの映画化です。
田舎町を舞台に、ままならない人生にめげそうになりつつも、明日を信じて懸命に生きる人々を描いています。
製作を手掛けた『トレインスポッテイング』のスタッフが世界へ送り出し、トロント国際映画祭では見る人すべてを満面の笑顔に変え、世界映画評サイトのRotten Tomatoesでは「96%絶賛」を獲得したそうです。
主人公のジーンは真面目に生きています。
だけれど夫の隠し子は現れるし、息子は恋人に手ひどくふられるし、娘は恋人を捨ててアメリカ行きをもくろむし・・・。
もう家族はバラバラ。
落ち込みながらも希望を失うことなく生きていく彼女の姿に胸が熱くなります。
長く生きていればいるほど、たくさんのいいこともあるけれど、同時につらいことも増えます。
だけど、心を揺さぶるステキな音楽を聴いていると「もうちょっとがんばってみようかな」なんて気持ちにもなれますよね。
映画の全編をいろどる歌曲は、スコットランドの国民的バンドであるザ・プロクレイマーズの名曲の数々。
耳に心地よいメロディとピュアな愛を歌いあげる詞が心にリフレインするメインテーマ「I’m Gonna Be(500Miles)」は、ジョニー・デップ主演の「妹の恋人』の主題歌としても人気を集めました。
どこか聴き慣れた感じが、さらに心地よさをプラスしてくれるでしょう。
「ちょっとしんどいけど、やっぱり生きているのっていいな」。
そんな気持ちにしてくれるミュージカルです。
毎日がんばっているけれど、ちょっぴりお疲れぎみの方には特におすすめですよ。
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