- ホーム
- 岡山市の税理士のウェブログ
- 勉強法の見直しは大人にも必要だ

勉強法の見直しは大人にも必要だ
2016-09-02
【書籍タイトル】:勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス
【著者】:市川伸一(東京大学大学院教授)
心理学の研究者が高校生に向けて一般的な勉強法の問題点を検証したり、理解を深める勉強法を提示したりしているのが本書です。
著者は研究の一環として開いている子ども向け学習相談室での出来事や自身の経験に基づいて数学、算数、英語などの問題を例に挙げながら学び方を具体的に説明しています。
口語で書かれていてエッセイ的な要素もあるため読みやすいのですが、例題のレベルが高めでジュニア新書としては少々難しいように思いました。
意欲的な高校生か、自分と同じ間違いを子どもに繰り返してほしくないと思う大人にとって参考になりそうです。
興味深かったのは第1章の「学習観を見直す」。
成績が伸びないのは能力より勉強法のせいだったとしても自分ではなかなか気付けません。
陥りやすい学習観には結果主義、暗記主義、物量主義があるそうですが、大人も仕事や日常生活で同じ轍(てつ)を踏んでいるかもしれません。
うまくいかないときに当たり前を見直す技術として読めば大人にも役立ちそうです。
ツルカメ算の解説コラムが分かりやすく面白い。
※当ウェブログの内容等に関するご質問は、受け付けておりませんのでご留意ください。