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岡山の税理士のウェブログ

ムダと思えるものに命を吹き込んで大成功!

2016-08-19

「アップサイクリング」とは、使えずムダになってしまった廃棄物に新たな価値とグレードを施し、「モノ」として再生させること。

2003年の夏、ワシントン州シアトル在住のイーライ・ライクは、愛用していたメッセンジャーバッグを盗まれてしまいました。

そこで「代わりに自分で作れないか」と考えたことがビジネスの発端、成功へとつながります。

当時イーライの部屋にいくつも転がっていたのは自転車用のタイヤチューブでした。

イーライは使用済みのチューブと車のシートベルトを利用し、母親からプレゼントされたミシンを使って自ら縫製に挑むと代わりになるメッセンジャーバッグもどき?を作ったのです。

自慢げに使い始めた彼のお気に入りの手作りバッグは決して完璧な作りではありませんでしたが、独特のアーバン調な雰囲気、他には無い格好良さ、タイヤチューブを材料とした独創性、必然的に伴う防水性、耐久性に富む品質性もウケて、その発想とユニークさに魅せられた友人から「自分にも作って!」と依頼が舞い込むようになりました。

クチコミで次第に注文は増え、ついに翌年、勤め先を退職すると地下室にショップを設置して『Alchemy goods(アルケミー・グッズ)』を起業します。

数年後には3人の従業員を抱えるまでに発展し、現在は7名のマネジメントチームで運営をしています。

バッグ作りには近所の自転車ショップから譲り受ける廃棄チューブのみでは足りなくなり、全米の約550店舗からチューブを回収して製造を続けています。

メッセンジャーバッグの製作がスタートでしたが、商品も徐々にバラエティを成し、今では財布、ベルト、ポーチ、トラベル用品なども手掛けるようになりました。

「ムダなものを使えるものに!」がイーライのモットーだとか。

「錬金術」を意味する社名「アルケミー」のもと、まだまだ奇想天外な新商品も生まれそうです!



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