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岡山の税理士のウェブログ

出勤しないアルバイトの対処方法について

2016-08-12

【Q:経営者】

アルバイトの1人が退職の意思表示なく仕事に来なくなり3週間が経過しています。

次月のシフト希望の提出もなく、こちらからの連絡にも反応がありません。雇用契約は3カ月更新で、まだ期間は残っています。

また就業規則では「2週間連絡が取れなければ退職」の旨を定めています。

このまま自然退職として扱って問題ないでしょうか。注意点があれば教えてください。

【A:社会保険労務士】

今回は雇用契約期間内の無断欠勤を理由に解雇する方法や、契約期間の終了をもって退職扱いとするのではなく、就業規則上の「2週間連絡が取れなければ退職」の定めを根拠として自然退職とすることが合理的でしょう。

ただし、可能であれば届け出の住所地を訪ねて、アルバイト側に事故や急病などのやむを得ない理由はなかったか、また勤務する店舗においていじめなど欠勤に至る原因はなかったかなどについて確認するとよいでしょう。

面談ができない場合は、配達証明郵便などで出勤の督促を行い、会社からの督促にも応じず出社しなかった証拠を残すようにしましょう。

なお、すでに3週間が経過しているため、督促に応じて出勤してきた場合の会社の対応についても前もって決めておくとよいでしょう。



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