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サービスを提供する側と受ける側の架け橋になって大成功!
2016-07-23
「私たちのビジネスのミッションはとてもシンプルなもので、独自で頑張っているおいしいレストランの料理をもっともっと地域の広範囲の人々に知ってもらうこと。そのお手伝いです」と、2016年1月に『Lunchspread(ランチスプレッド)』を創設したアンディ・ワンとヒーミン・キム。
若い彼等により打ち出されたのは、ユニークでオリジナルなマーケティング・ツールです。
コンセプトはおすすめレストランのランチ料理をサンプルとして無料でオフィスに配達するというもの。
気に入ってもらえると次回のランチタイム以降は本格的な注文となり、リピーターにつなげることが狙いです。
キーはサンプル配達の時間を午後2時~4時頃にセッティングすること、配達先を個人客ではなくオフィスのグループ単位に絞ること。
サンプル配達をランチタイムのピーク時から外すのは、レストラン側でさばききれなかったランチメニューをそのまま無料で提供できるためで、またグループオーダーにするのは、ある程度のまとまった注文数を取ることによりディスカウント価格が見込めるからです。
以前よりレストラン業界に詳しかったアンディは、一流レストランであっても常に新しい客を獲得し続けることは非常に困難であること、またそこをフォローできる効率的なマーケティングツールがほとんど存在しないことにも気付きました。
そこで100件以上のレストランを対象に、希望する市場開拓方法はどのようなものかを調査したところ、ほとんどのレストランから得た「できるだけいろんな人に私どもの料理を食べてもらえること。
ただそれが嬉しいんです」との回答から同ビジネスのアイデアが浮かびました。
拠点はニューヨーク市ですが、夏には州外へ、そして今後はケータリングサービス業界へのビジネス拡大も計画中です。
サンプルランチの料理内容は実際に届くまでのサプライズですが、Lunchspreadへの登録時に普段のランチに使う金額、料理の好み、アレルギー対象物など健康状態までも記入するため、それぞれのメニュー選択に考慮されます。
ランチを提供する側と消費する側双方にWin Winの関係を与える、なんともニッチなスモールビジネスといえそうですね!
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