岡山の税理士のウェブログ

成功と出世の花道

2016-06-20

レストランなど飲食店の新規オープンのお知らせをいただくことがよくあります。

取引先だったり友人だったり、私自身も大変嬉しく、また誇らしい気持ちをどうにかして表したいと、花や樹木を記念に贈っていました。

ところが、あるお店がオープンして数カ月後に行くことがあり、ふと見たときにオープン当時は青々としていた樹の葉の先が、黄色く枯れかかっているのに気付きました。

そのときお店をオープンするという忙しさの中では、植木の手入れまでできないのだということに気付かなかった自分をとても恥じました。

もちろん繁盛すればするほど時間はありません。

それなのに枯れかかった樹というのは、お店を訪れるお客さまにとってはマイナスのイメージを植え付けてしまうのです。

その後、自分がそのような樹木をいただくこともあり、どれだけ神経を使っても枯れるときには枯れてしまうこと、そして枯れるといただいた気持ちまで無駄にしてしまったような心持ちになったり会社の行く末まで枯れるような気持ちになったりと、いらない気遣いをすることも知りました。

それからは育てなければならないものではなく、オープンから数日後には撤去ができる生花のスタンド花や事務所に必ずあった方がよいものを事前に伺って贈るようになりました。

また選挙の当選祝いや高級なお店のオープン時に飾られる胡蝶蘭は、花が落ちてしまうと本当にみっともないものです。

かといって次の年まで手入れをするのは大変だからと、うかつにそのまま捨てようものなら「せっかくお祝いで贈ったのにゴミにされてしまった」と相手の方をがっかりさせたり、いらない噂を立てられたりすることもあるかもしれません。

胡蝶蘭などは枯れる前に引き取ってくれる回収業者もあるそうですから、贈る際にひと言そのような情報も添えてあげる心遣いが、成功と出世につながる花道となりそうですね。



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