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相手を不愉快な気持ちにさせてしまう言い回しに要注意!
2016-06-28
うっかり書いたそのひと言が相手を不愉快な気持ちにさせてしまうこともあります。例えば「皆がそう言っています」。
このフレーズはいかにも大勢の人が賛同しているかのような感じですが、自分が相手を受け入れたくないことを「自分の意見」として言うのではなく、「皆の意見」にすり替えているのです。
「会社の皆が反対しているので」「業界の皆がおかしいと言っています」。
この「皆」という言葉に気を付けましょう。これは複数の人を指しながら、とてもあいまいな言葉です。
反論や説得をしたいのであれば、第三者に責任を転嫁する言い回しではなく「私はこの方法では実現が難しいと考えます。なぜなら・・・」「おっしゃる通りですが、この点に関しては当社としても了承しかねます。理由は・・・」のように「できる・できない」「賛成・反対」の意思表示と「その理由」を筋道を立てて伝える必要があります。
「皆が言っているから」というあいまいで根拠のない表現では相手を説得することは難しいでしょう。
「逃げ」の姿勢ではなく、きちんと相手と向き合い、解決策や妥協点を見出していく姿勢が求められます。
「できません」「聞いてません」「分かりません」といった否定の言葉で言い切ると会話はそこで終わってしまいます。
「できません」ではなく「できる」のはいつなのか、「なぜ」できないのかを相手に伝えなければ先に物事が進まなくなります。
例えば「明日までお時間をいただければ対応できますのでお待ちいただけますか」「急ぎの案件で手がいっぱいなので佐藤さんに頼んでみます」のように、「できません」で片付ける前にどうすれば「できるか」を考え、行動することが先決です。
自分だけでは対処・解決できないのであれば人に尋ねたり、相談したりすることも必要ですね。
「聞いてません」の代わりに「確かめます」、「分かりません」の代わりに「調べます」と、状況を次に進めるためのアクションを言葉にする努力を忘れずにしたいですね。
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