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「ありがとうございます」とは別の感謝の言葉
2016-05-10
感謝の言葉でもっとも頻繁に使われるのが「ありがとうございます」ですが、それとは別の言い回しとしてぜひ覚えておいてほしいのが「おかげさまで」です。
「自分一人ではなし得ないけれど、あなたの存在や協力、手助けによって支えられています」という感謝の気持ちを伝える言葉です。
久しぶりに連絡を取る相手へは「おかげさまで変わりなく元気にやっております」。
力を貸してくれた相手へは「おかげさまで納期に間に合わせることができました」「ご指摘いただいたおかげで損失を出さずに済みました」と「その後の結果」を知らせつつ、最後に「ありがとうございます」で結ぶとまとまります。
もうひとつ感謝の言葉として覚えておくとよいのが「恐れ入ります」です。
「ありがたい」という感謝と「申しわけない」と恐縮する気持ちが両方込められた言葉です。
「すみません」の代わりに「恐れ入ります」を使ってみましょう。
「お手数をおかけして恐れ入ります」のように、相手に時間や手間を取らせてしまったときに感謝を込めて使うと好印象を与えます。
「平素より格別なご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます」といったお礼の一文をビジネス文書で見かけます。
ただ、これでは漢字が多く、かっちりした硬い印象なので定型文としては理想的ですが、メールで使う場合はもう少し柔軟な言い回しの方がよいでしょう。
例えば「ひとかたならぬお引き立てをいただき、心からお礼を申しあげます」とします。
「ひとかた」とは、普通の程度のことで、「ひとかたならぬ」は、普通どおりではない、並みひととおりではないことです。
「格別な」の言い換えとして用いると文が和らぎます。
「いつもお心にかけていただき、ありがとうございます」としてもよいでしょう。
自分や会社のことを気にとめてくれている目上の相手や客先へ、感謝の気持ちを伝えるときに「お心にかけていただき」を用います。
硬い調子の文章になっていると思うときは、このように大和言葉を使って書き換えると文章がやわらかくやさしい印象になります。
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