岡山市・倉敷市・総社市・玉野市で活動する税理士・会計事務所

2016-05-09

「あなたはたった１０ドルでビジネスの成功を掴めますか？」というキャッチを見出しに全米でも大きく取り上げられたのはアフリカのあるビジネスです。

アフリカの中部に位置するルワンダ国に住む青年セイファー・スティミレミは、２０１３年に起業した当時、現地の学校で化学を教える２９歳の教員でした。

教壇で生徒たちに化学をひも解く中、ケミストリー効果は自分たちの日常の生活にも取り入れられるものであることに気付いたのです。

セイファーが焦点を当てたのはローカルで入手可能な植物、あらゆるハーブがもたらす美容効果でした。

ハーブと言えば料理の香料、またはハーブティーをイメージしがちですが、彼が扱ったのは現地の自然の中で育つ各種薬草ハーブの肌に対する効果・効用です。

肌を滑らかにするハーブソープや、ばい菌から肌を守るハーブジェルを乾燥させたハーブリーフを原料に自身の化学知識を用いて自ら製造に取り掛かりました。

その手作り商品の販売にまず必要となったのが１０ドルだったのです。

セイファーがここで投資した１０ドルは、美容ハーブジェルを詰めるいくつかのプラスティック容器の購入に使われました。

身近には容器製造の産業が存在せず、１０ドルをつぎ込んだ商品用容器はウガンダから輸入しなければならなかったと言います。

「起業するのに必ずしも多額の資産は必要ないよ。

小さいところから始めればＯＫ。ただ、すでにそこで自分が持ち合わせる知識と環境を十分に有効活用すること」とはセイファーからのアドバイス。

彼のオリジナル商品を扱う『Uburanga Products（オブランガ・プロダクト）』社は、立上げから３年を経た今、３万ドルの価値を培い従業員は１２人に増員されました。

セイファーの夢は、さらにもっと薬草の研究を深め、アフリカ内で多く抱える皮膚病の治療ジェルを自社ハーブガーデンから生み出すこと。

顔のシワ対策に使ってみたくなりました～！！

対象地域