岡山の税理士のウェブログ

提案文書の内容配分

2016-04-26

企画提案文書を作成しようとする場合、役員など、提案する相手に分かりやすく、ポイントを要領よく記述する必要が生じます。

ここでは、その実務的な内容配分(分量配分)の方法を解説致します。

◆ 内容配分計画・記述方法

①企画書全体分量の見当をつける。

「4~5ページ、40行/頁」は通常の企画提案書として普通の分量と言える。

(重要で複雑な提案内容なら6~10ページの分量が考えられる)。

②内容配分計画を立てる(提案書の項目別ページ配分・行数換算を行なう)。

全体分量がワードA4・40行/頁、で合計4ページ(160行)の計画例は表に示した通り。

③ページ・行数配分計画に従って、部分ごとの記述を行なう。

単純明快な記述を行なうため、箇条書き、比較表を使ったり、詳細な説明が必要な場合は、別紙を添付する。

また、写真を張り付ける、試作模型を持参する等“見える化”する。

[留意点]

企画内容の検討、全体分量の見当や、ページ配分は、企画書作成の経験から得たスキルや洞察力を必要とします。

管理者や、場数を踏んだ先輩は初心者・後輩に、能力開発策として企画書の作成を体験させ、OJTを行なうことが必要です。

[企画書の内容配分計画例]

≪ページ配分10%、行数配分16行≫
タイトル
1.目的:前回の反省点と対策を含む

≪ページ配分10%、行数配分16行≫
2.C:Concept:企画のポイント

≪ページ配分10%、行数配分16行≫
3.T:Target:ターゲット及び目標

≪ページ配分40%、行数配分64行≫
4.T:Tool&Event:“見える化”してアピールする具体策

≪ページ配分10%、行数配分16行≫
5.予算

≪ページ配分20%、行数配分32行≫
6.P:Process:準備等実行方法、結果確認までのスケジュール

≪合計100%、160行≫



※当ウェブログの内容等に関するご質問は、受け付けておりませんのでご留意ください。