1. ホーム
  2. 岡山市の税理士のウェブログ
  3. 『ドウシシャ』から学ぶ
岡山の税理士のウェブログ

『ドウシシャ』から学ぶ

2016-04-16

「消費者のニーズを的確に捉える」ことは、ヒット商品を生み出すための条件のひとつでしょう。

実際、消費者のニーズを的確に捉えるとはどういうことなのか、生活関連用品の総合商社『ドウシシャ』の例を見てみましょう。

ある時期、低迷していたドウシシャが一気に経営を盛り返しました。

きっかけは格安のLED「ルミナス電球」の発売とヒットですが、追い風に乗ったドウシシャをさらに続伸させたのは「素麺(そうめん)バラエティギフト」と呼ばれるギフトセットです。

複数メーカーのそうめん、アイスコーヒー、カルピス、ようかんを組み合わせたこの商品は、アイスコーヒーは父親、カルピスは子ども、ようかんは母親、そうめんは家族全員でといった具合に「ファミリー向けギフト」を狙った企画商品。

消費者や小売店からの声を積極的に吸い上げたところ、「同一メーカーのサラダ油8本が届いても使い切れない」という不満が表面化したことで誕生した商品でした。

従来のギフト企画からすれば非常識ともいえるバラバラなラインナップですが、この「ごちゃ混ぜ感」こそが消費者のニーズだったのでしょう。




※当ウェブログの内容等に関するご質問は、受け付けておりませんのでご留意ください。