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『女子ーズ』~2014年日本映画
2016-01-08
昭和の戦隊ヒーローは、男子4人に女子1人が定番でしたね。
平成の戦隊ものでも、女子の数は多くてまだ2人です。
では、「いっそのこと5人全員が女子の戦隊にしてみたら?」というのがこの作品なのです。
「名字に色が入っている」というだけの理由で司令官・チャールズに集められた5人の女子たち。
不本意ながら正義の味方『女子ーズ』の一員になった彼女たちは、5人で繰り出す無敵の必殺技「女子トルネード」で怪人たちとの戦いに挑みます。
しかし、恋に美容に仕事にと、なにかと忙しい女子たちはなかなか全員がそろいません。
「もう、5人いなくては必殺技が繰り出せないわ」という感じで終止、苦戦のしっぱなしです。
深夜ドラマシリーズの『勇者ヨシヒコ』や『コドモ警察』など脱力感あふれるアイデアで一躍ヒットメーカーになった福田雄一監督は、自身の奥様を原点として女子の納得いかない行動をまとめ上げたとか。
ブルーの隊員が「私、走るのNGなんで」というセリフもそのまま奥様が口にした言葉だそうです。
つまり、男子目線の女子のあるあるものなのです。
小ネタも楽しく、その緩さに癒やされます。
バリバリの特撮ファンはちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、昭和の特撮で「聖地」と呼ばれている埼玉県寄居町の採石場で撮影されているのはマニアにとっては垂涎ものです。
CG技術が発達していなかった昭和のあの頃、番組の終盤には決まってヒーローと悪者たちが決戦する場所だったあの採石場です。
戦闘服を身にまとった桐谷美玲、有村架純、高畑充希、藤井美菜、山本美月という旬な女優たちが戦っている姿は必見で、その可愛らしさに誰もがきっと見惚れてもえることでしょう。
もちろん男子目線で描かれているため、女子としては「そこはちょっと違うんじゃない?」というシーンもありますが、「自分の奥様のあるあるネタ」をここまでエンターテインメントにしてしまう福田監督は本当にスゴイと感心します。
根っからの特撮ファンも、そうでない方も十分に楽しめることでしょう。
部下である女子の気持ちが今ひとつ理解できない男性上司の方たちにもお薦めです!
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