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固定観念の真逆の発想で大成功!

2016-01-11

仕返し。

実際に行動に移すか否かは別として、そんな気持ちを持ってしまう経験は誰にでもありますよね。

その「裏」の心理を突いたスモールビジネスを経営するのが、ロサンゼルス在住のローマン・ゼッケ。

彼は普通のフローリストでもありますが、花いっぱいのその店内にてアイデアは生まれました。

一角に目に映るは、仕入れや手入れに労を費やしながらも売れることなく枯れてしまい、使い物にならなくなってしまった花たち。

2010年、「これを何とかして売れないかな?」と考えた末に誕生したのが『Dirty Rotten Flowers(枯れ腐ったフラワー)』と称するウエブショップでした。

花は相手を気遣い、大切に想う気持ちから贈る物ですが、ローマンはそのまったく逆の発想をビジネスに変えてしまいました。

故意に腐った花を送りつけるのです。

まさしくリベンジ! 商品には変色し精気を失った花をはじめ、豪華なバラの束の「花の部分」がすべて切り取られた不気味なものなどが並び、希望に応じてメッセージカードも添えられます。

枯れた花は、鮮やかなピンクの包み紙と店のロゴ入りリボンで丁寧にラッピングされ、黒く高級感のある「棺」をイメージした箱に詰められて届きます。

「利用者の声」には、「息子の婚約者がわたしを避けているからお返しに枯れた花を送ったわ。

もう口もきいてもらえないけど本望よ!」「始終つきまとってくる大っ嫌いな人に腐った花を送ったらピタッと止めたわ」という仕返しの他に、「結婚記念日をうっかり忘れちゃったから“まだ生きてるよ~”と書いて枯れた花を妻に送ったら苦笑いしてた」「重症の怪我から回復後、心配してくれた友人にしなびたブーケを贈ったら喜んでくれたわ」「破れたぬいぐるみ付きで枯れたブーケを彼女に贈ったら、すごくウケてた!」など、実際に嫌がらせ狙いの利用者もいれば、ギャグを狙った買い物客もかなり多いのだとか。

店主宛のクレームを受けたこともあるローマンは、「大体そういう人ってユーモアのセンスがゼロなんだよね」とカラッとしています。

人々は、贈り物をイメージする最中に「驚かせたい!」「笑ってもらいたい!」という心理を満たす究極のアイデアに出会うと財布の紐がゆるくなる。

そんな心のからくりも上手く利用し、逆の発想を用い成功したビジネス例と言えますね。

さぁ、身の回りの真逆に目をつけてみよう~!



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