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岡山の税理士のウェブログ

「すしざんまい」から学ぶ

2012-10-02

「商売とは?」。

多くの人にとってこれは永遠の問いかけかもしれません。

木村清さんがこの問いと真剣に向き合ったのは二十代前半のことでした。

つなぎで始めた百科事典の訪問販売を通じて「売ろうとすると売れない」という商売の原理に気づき、真剣に「商売とは?」を考えながら80以上の事業を手がけ、たどり着いたのが『すしざんまい』。

日本最大の魚市場がある東京築地で「24時間年中無休」をウリにした寿司チェーンです。

すしざんまいを始めるにあたって木村さんが掲げたコンセプトは3つ。

1つ目の「入りやすさ」は、当時まだ誰もやっていなかった24時間年中無休で実現しました。

2つ目の「食べやすさ」を象徴するのはマグロへのこだわりです。

マグロを安定供給させるために独自のネットワークを確立させ、「味良し、ネタ良し、値段良し」を徹底しています。

3つ目は「高い質の接客」。

寿司職人はエンターテイナーだと考える木村さんは自前の職人養成学校を作り、寿司職人の育成にも力を入れています。

貧しくても美味しいものはみんなで分かち合うという母親からの影響を受けた木村さんにとって、「商売とは、一人でも多くの人に美味しい寿司を食べてもらうこと」。

そのためには店舗数が必要ですが、粗製乱造では意味がありません。

出店は売上計画に合わせるのではなく、従業員が揃ったところでゴーサインとなるそうです。

目指すは2016年に店舗数300強、売上高1,000億円超。

木村さんは、これからも「商売とは?」を追求し続けていくのでしょう。




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