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買わないなんて無理?企業の「買わせる力」の威力を見よ!
2015-12-13
【書籍タイトル】:なぜ、それを買わずにはいられないのか ~ブランド仕掛け人の告白
【著者】:マーティン・リンストローム
企業はどんな手を使って消費者にモノやサービスを次々に買わせようとしているのか。
世界的な大企業にアドバイスすることを生業としているブランド仕掛け人である著者が「これでもかっ!」というほどの具体例を提示してその手法を明かしている。
不安をあおり、性欲に訴え、ノスタルジアや羨望をかき立てるマーケティング手法のなんと凄まじいことか!
著者は1年間の「ブランド絶ち」を試みたが、わずか半年しか続かなかったという。
プロでさえこの有り様、だからこそ消費者には企業の手の内を知ってもらい「賢い健全な判断ができる」ようになってほしいそうだ。
なぜこんなモノを買ってしまったのだろうと自分の意思の弱さを責めてきましたが、こんなに巧みに誘導されたら買わないほうが難しいと分かりました。
「今、流行のカッコイイものが欲しいというより、カッコイイ自分が欲しい」。
著者は子どもについてこう書いていますが、それは大人も同じことです。
モノを買っただけじゃカッコよくはならないと分かっちゃいるのに。
「欲しい」は誘惑されているサインなのですね。
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