岡山の税理士のウェブログ

「かきのたね」

2015-11-28

昨今のビジネス傾向は「かきのたね」だといわれます。

「か:からだ」「き:きれい」「の:のんき・のんびり」「た:たのしい」「ね:ねんき(年季)」。

「からだ」とは健康関連の商売で、サプリメントや生活改善薬の分野です。

病気の予防や治療が目的ではなく、育毛剤のような「より豊かな人生」を目指した薬のことです。

生活の質を表す「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」という指標がありますが、精神面も含めた生活全体の豊かさを求める人たちは生活改善薬にQOLの向上を期待しているようです。

「きれい」の成長分野は「美容」「清潔(制汗や口臭ケアなどエチケット商品)」「環境」でしょう。

「のんき・のんびり」から連想するのは道楽や趣味。

趣味に関する商売は比較的、景気の影響を受けにくいとされています。

「ねんき」とは、職人芸や伝統芸に代表される「高くても良いもの」や「高くても好きなもの」という価値観。

手作りや伝統といったお金に換算できない価値のニーズが確実に広がっているようです。

そして「たのしい」は、いつの時代でも消費者の心をつかむ最大のキーワードでしょう。




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