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うっかり間違いやすい「同音異義語」

2015-10-31

読みは同じでも意味が異なる言葉を「同音異義語」といいます。

そこで今回は、ビジネスシーンでうっかり間違いやすい3つの同音異義語を紹介します。

<「過小」と「過少」>

「過小」は小さすぎること(例:過小評価)で、「過少」は少なすぎること(例:過少な賃金)です。

それぞれの対義語は「過小」に対して「過大」、「過少」に対して「過多」「過剰」です。

このように対になる言葉をセットで覚えておくと連想しやすいでしょう。

<「小額」と「少額」>

「小額」は単位の小さい金額のこと(例:小額通貨)。

1万円に対して100円は小額ですね。対して「少額」は少ない金額のこと(例:少額の費用)。

それぞれの対義語は「小額」に対して「高額」、「少額」に対して「多額」です。

<「定形」と「定型」>

「定形」はある一定の形(かたち)のこと(例:定形郵便)で、「定型」はある決まった型(かた)のこと(例:定型的な業務)です。

また「変形」はもとの形が変わること(例:重みで変形する)で、「変型」は変わった型のこと(例:変型サイズ)です。

ほかにも似たパターンとして「原形」と「原型」があります。

「原形」は物がもともと持っていた形のこと(例:原形を保つ)で、「原型」は物を作るときのもとになる型のこと(例:フィギュアの原型)です。

「形」と「型」の意味の違いは、「形」が目に見える形状や物の姿を指すのに対して、「型」はもとになるもの、基準になるものを指します。もとのあるがままのことを「形」、もとになるように定めたのが「型」というイメージでしょうか。

このように言葉の意味を解いてその違いを知ると、入力時の誤変換にも気付きやすいですね。



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