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所変われば品変わる
2015-10-17
以前韓国へ行ったのですが、釜山のチャガルチ魚市場の中では、自分の好きな魚をその場でさばいてもらって食べることができました。
どのお店も動き回る新鮮な貝や魚がいっぱいでしたが、水槽の中にピンク色の長い物体が動いており、聞くと「ケブル(海腸)。海ミミズやユムシともいうよ」とのことでした。
イカやアワビ、ホタテなどをさばいて皿に盛ってもらい、そのユムシはどうしようか?という話になったのですが、一匹だけ試しにさばいてもらったところ・・・「美味しい」と食べる人と怖々飲みこむ人、そしてどうしても箸を付けられない人がひとり。
これは仕方がありません。
それを食べたことがないのですから生理的に受け入れられないものもあると思います。
自分が食べられないからといって、食べている人を批判したり「気持ちが悪い」という目で見たりするのは困りますが、反対に「美味しいから」と無理強いされたくもありませんね。
所変われば品変わるで、世界には本当に色々なものを食べる文化がありますから。
ただ、最近気を付けなくてはいけないのは、日本でも昔から食べられていたものが、時代の流れや海外からの目、嗜好の変化などによって受け入れられないものが出てきている点です。
例えば、魚。
活造りは、動く魚が気持ち悪いとか「魚の目」が怖いとか。
また、生きているうちに網の上で焼いてしまうタコやアワビなどの「地獄焼き」は、料理の仕方が残酷といわれることがあります。
さらにフォアグラ。
これはフランス料理の高級材料ですが、お弁当チェーンで全国販売しようとしたところ、「材料の鴨への仕打ちが惨(むご)い」と批判が殺到して販売できなくなったとか。
クジラ料理や熟成肉をメインにしたレストランなども場合によっては議論が出ることもありますので、接待でお客様を誘うとき、会社の企画で飲み会をするときなどは注意が必要です。
友人同士なら「好き嫌い」を言い合うこともできるでしょうが、そうではない間柄ですからできるだけ和やかな食事になるように、食材や調理法に気を使うのが成功と出世の一歩ではないでしょうか。
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