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初の武家政権を開く「源頼朝」から学ぶ
2015-10-10
源氏の再興を誓って平家を討ち、関東の武士たちを配下に置きながら鎌倉幕府を樹立した源頼朝は1147年、源義朝の三男として生まれました。
9歳のときに起きた保元の乱で義朝が武力で政争を決着させたこの頃から源氏と平氏の対立が始まり、同時に武士の存在感が高まっていきます。
平治の乱が起き頼朝は12歳で初めて出陣しますが源氏勢は平清盛に惨敗。
頼朝は一命をとりとめたものの、それ以降は長く流人として不遇の日々を送ることになります。
流人生活21年目、33歳の頃に源氏の再興を目指して兵を挙げます。
木曽義仲などのライバルを破り38歳で壇ノ浦の戦いで平氏を滅ぼすと、その手を緩めることなく奥州藤原氏も制し関東を制圧します。
1192年に征夷大将軍に任ぜられ、初の武家政権である鎌倉幕府の体制を確かなものとしました。
関東の武士たちを味方に付けて勢力を拡大し天下を取った頼朝。
武士たちと頼朝の関係を表す言葉「ご恩と奉公」でよく知られているとおり、頼朝は武士たちの利益を守ること、すなわち領地の支配を保証するという「ご恩」の下に、武士たちは頼朝を主君と仰いで戦の折には「いざ鎌倉」と頼朝のために尽力しました。
実弟・義経を討つなど冷徹なイメージがありますが、長い流人生活で苦労したことで敏感に人の心を汲み取り信頼を得る人心掌握術を身に付けていたようです。
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