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岡山の税理士のウェブログ

メールで「してはいけない」こと

2015-09-06

メールは伝達のための一手段です。

特にビジネスメールでは報告、連絡、確認のために活用することで業務がよりスピーディーに効率化できます。

しかし、メールの内容によっては後々トラブルの元になるケースもあります。

例えば、必要以上に相手の私生活に踏み込んだ内容のメールは慎みましょう。

懇意な相手だからといって、頼まれてもいないのに自分の判断で世話を焼くと、行き過ぎてしまうこともあるので注意が必要です。

特定の相手への度重なる個人的な食事の誘いも要注意。

誘う方は気軽な気持ちでも、誘われる方がそれを不快に思っているのであればセクハラ行為とみなされる場合もあります。

共に仕事をした仲間同士で集う打ち上げや慰労会への案内と、1対1の食事の誘いでは主旨が大きく異なることを理解しておきたいですね。

相手の欠点とか些細な失敗やミスなど、重箱の隅をつつくように細かく注意したり指摘したりするのも、メールで「してはいけない」ことのひとつです。

本来、検討すべきテーマや本質から外れた目先の細かいことをほじくり返すような対応は、すればするほど相手のやる気を削ぎ生産性を低めてしまうでしょう。

こうした細かい指摘や注意は、「相手を信用していない」→「任せられない」→「口を出す」というサイクルから生じます。

これは裏を返せば、「自分に自信がない」→「悟られたくない」→「相手を攻撃」ということでもあります。

ちょっとした間違いや相手の落ち度を見付けては指摘・注意することで自分の立場を守り、少しでも優位に立とうとする気持ちの表れともいえます。

細かいことに口出しするばかりで「木を見て森を見ず」といった対応は、指摘される方にも分かるので「この人、偉そうな割には分かってないな」と心が離れていくことにもなりかねません。

口で言えば受け入れられることも文字で残るためにカチンときたり、拒否反応を招く度合いが高まります。

メールで揚げ足を取るような対応は慎み、それよりも本質や本題からぶれない対応を心掛けたいものです。



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