- ホーム
- 岡山市の税理士のウェブログ
- 『男だってきれいになりたい』から学ぶ

『男だってきれいになりたい』から学ぶ
2015-08-17
『男だってきれいになりたい』(蔦森樹/マガジンハウス)の出版は1990年。
おそらく本書は、世界で初めての「男の脱毛ブック」でしょう。
そして世界で最も新しくて過激な「新・男性論」でした。
今でこそ市民権を得た「男性の脱毛」も当時はまだ「男が脱毛なんて」という時代だったことがうかがえます。
それから20年以上経った今、美の追求はもはや女性だけのものではありません。
「キレイになりたい」願望は男女に共通する時代のキーワード。
エステなどに対する男性の関心は高く、多くの有名ブランドがメンズ化粧品をリリースし、ドラッグストアには専用のメンズコーナーが設けられています。
また某美容クリニックによれば初来院者の5人に1人は男性で、しかも女性より男性の顧客のほうが若いうちからエイジングを意識しているそうです。
現代人の究極の欲望は「健康」で、多くの人が「今の自分を維持したい」と望んでいると聞きます。
健康や美容のビジネスが常に活況なのは「いつまでも若く美しく」という欲望に支えられてのことでしょう。
「美」に対する執着の男女差はますますなくなっていきそうです。
※当ウェブログの内容等に関するご質問は、受け付けておりませんのでご留意ください。