- ホーム
- 岡山市の税理士のウェブログ
- 「スーパーホテル」から学ぶ

「スーパーホテル」から学ぶ
2012-09-28
1泊朝食付き4,980 円という驚きの低価格が話題になったスーパーホテルが、博多に1号店をオープンさせたのは1996年のこと。
合理化によるコストダウンと高品質という二つの矛盾を実現させた同ホテルは、日本版顧客満足度指数(JCSI)のビジネスホテル業界で2年連続の1位を獲得しました。
JCSI はサービス産業の顧客満足度を評価する指数で、顧客満足度調査の中で信頼性が高いとされています。
しかも顧客満足度の点数だけを単純に見れば、シティーホテル業界1位の帝国ホテルをも上回ります。
「1円あたりの満足度は日本一という自信がある」(創業者・山本梁介さん)を裏づける快挙でしょう。
スーパーホテルのモットーは「満足より感動」。
お客様に「ここまでやってくれるのか!」と感動してもらうサービスや工夫が、7割のリピーターと高い稼働率につながっています。
看板サービスはキーがいらないチェックインと、チェックアウトの手間を省いた「ノーチェックアウト」システム(ビジネスモデル特許取得)。
その他、6種類から選べる快眠枕や健康朝食を用意したり、歯ブラシやシーツを節約してくれたお客様にお菓子やミネラルウォーターをプレゼントする「エコひいき」サービスも好評なようです。
また、ビジネスマンの利用が減少している一方で女性客が増えているのは、女性の「感動のツボ」を押さえた「ロハス」(健康と環境保護を意識した生活)的なサービスが差別化につながっているのかもしれません。
ビジネスホテルの常識を打ち破ろうとするその姿勢にこそ感動があるようです。
※当ウェブログの内容等に関するご質問は、受け付けておりませんのでご留意ください。