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ビジネスメールに使える「大和言葉」
2015-07-24
中国由来の漢語や主に欧米から入ってきた外来語に対して、日本古来の言葉(和語)を大和(やまと)言葉といいます。
ビジネスメールでは、「恐縮」「感謝」といった漢語が使われることが多いですが、「恐れ入ります」「ありがとうございます」という同じ意味の大和言葉を取り入れるとメールの文章が和らぎます。
今回はビジネスメールに使える大和言葉をいくつかご紹介しましょう。
相手のことを心に留め、気にすることを意味する「心にかけて」の場合は、折に触れ優しい言葉をかけ、思いやりのある対応をしてくれる人のさりげない心遣いに対して「いつもお心にかけていただき、ありがとうございます」という一文をメールの最初や最後に添えると感謝の気持ちが伝わります。
「身に余る」は、「自分の身分や立場を超えるほどの」という意味の大和言葉です。
自分には不相応と思えるような褒め言葉や祝いの言葉をもらったとき、「身に余るお言葉をいただき、恐縮するばかりです」のように、喜びより恐れ多い気持ちが勝る心境を表すときに使います。
「もったいない」も、「自分にはあまりにもありがたくて恐れ多い」という感謝の意を伝える大和言葉です。
地位の高い人や目上の相手から思いもよらない称賛や評価をもらったとき「私にはもったいないお言葉ですが、とても励みになります」のように使います。
また断るときは、これ以上どうにもできない状況を相手に訴える
言葉として「いかんともしがたい」を用います。
「無理です」「だめです」より切羽詰まったギリギリの状態にあることが伝わる表現で、「私の力ではいかんともしがたく申し訳ない」のように使います。
考え方や感覚が違いすぎて反発を感じる人のことを「彼とは合わない」「好きになれない」と言いきるより、大和言葉の「しっくり」を使えば、「彼とはどうもしっくりいかなくて」と表現が穏やかになります。
物事の収まりがよいときに「この方がしっくりきますね」のような使い方もします。
このように表現がストレートすぎると思うときには、できるだけ大和言葉を取り入れてみましょう。
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